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2018
09.15

US OPEN 後日譚

Category: 考えたこと
US OPENの結果を受けて、日本は大変なフィーバーだそう。
そりゃそうでしょうよ。こんな快挙なかなかないもんね。

でも、大坂の記者会見の記事をいくつか目にして、「大坂の日本人度」というものが同時に話題になっているそう。記者会見で「日本人らしさ」とか「アイデンティティ」について聞く質問ばかりが飛び交ったことに物申す記事も目にしたけど、それは尤もだよね。名誉あるテニスの大会で優勝したんだよ。もっと聞くことあるでしょうよ。テニスについて、そして試合内容について!

日本人らしさね~ ここまでグローバル化が進んでもなかなかその辺の話は紋切り型には済みませんね。「らしさ論」がアメリカなら出ないのに。。。とよく言うけど、その点を移民の国アメリカと日本とで比べるのはそもそも無理があるとは思うんだよね。アメリカは出生地主義を取っているからここで生まれればアメリカ人。一方で血統主義を取っている日本は、親が日本人かどうかが日本人であることを決定付けるわけだから、どうしても「日本人らしさ」という話になりやすいんだよね。アメリカが歩んできた歴史と日本のそれも全然違うから、その辺も考えるべきだしね。それに、移民の集まった国って言ったって、まるで「私の国に来てるんだから、英語話せるの当たり前でしょ!」みたいな人だっているしね。いろいろが全然違うってことを認識したうえで議論する必要はあると思うんだよね。

ハーフ(言語分野では最近『ダブル』と呼ぶ人もいるけど)の人はまた違う思いでこういう議論を見ることとは思う。自分はどちらでもあるわけなのだから。けど、例えば言語の面では、環境や親の方針などなどが理由で、どちらかの方が得意だったりするだろうし、見た目や苗字名前で先入観を持たれやすいのかもしれない。日本人が信じるところの見た目と言葉の流暢さが合致していればともかくも、そうでない場合、「あら、案外うまいのね」と言われて心外に思うこともあるだろうし。そういう経験をしてきた記者が大坂のことを受けて書いた記事。
「ハーフ」の記者が感じた、テニス・大坂なおみを巡る「日本人らしさ論」への疑問

まあ、それを言ったら、見た目も名前も日本人なのに英語圏育ちで日本語ができない日本人だっている訳だから、そういう人の方が「え、日本語出来ないの?」って言われ続けて辛いなんてこともあるでしょうね。日本人が信じるところの「日本人」カテゴリー内の人ばかりに囲まれて生まれ育っている人がまだまだ多いっていう環境要因に尽きるのでは。

大坂に話を戻すと、彼女も名前は日本人、見た目はいわゆるハーフ、でも育ちのほとんどがアメリカで言語的にも英語の方がずっと得意だから、いろいろと言われちゃうのかもしれないね。日本は二重国籍を認めていないけれど、22歳までは二重国籍OKなのだから、彼女はそういう意味で間違いなく日本人。そして何よりも、彼女が日本人であってくれたおかげで、日本に輝かしい歴史が刻まれたのだから、それは喜ばしいことよね?あれ、「日本人らしさ論」がなんでここで出てくる必要があったのかなあ???と思うのでした。
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